2009/03/16

高速道路料金について

週末はメディアなどでも取り上げられていましたが、ETCを搭載している車を対象に、土日祝日の料金を大幅に値下げするとのことで、ETCの取り付けが結構賑わっているようですネ
地方高速道の料金を一律千円としながらも、都市部を通過した後、別の高速道路を利用すると再度千円が徴収されることで、2重に課金されるとか言われていますが、それでも得をしているケースもあるのですから、「損する」みたいな言い方をしていて、聞いていて不愉快に感じます。

ETCを導入することで、各料金所の人件費を削減できたので、利用者に対しそれを還元すると言うのは納得できるのですが、単純に一律千円って言うのは、十分に検討されたものなのかどうか、非常に疑問視してしまいます。
千円と言う料金設定の根拠が見えないことを、あまりメディアも言わない辺りがなんとも気に入りません。

独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構 高速道路機構WEB

ETCで料金を演算し、徴収するシステムの変更が複雑になることと、目先の短期的な景気対策のために、エイヤーで決めたんじゃないかと疑ってしまいます。
対応するために必要な時間も十分に検討しないまま、開始日が決まっているあたりは、私のいる業界にも非常に似ていて大笑いしてしまいましたが。。。

高速道路料金の値下げって、そもそも受益者が誰なのかと言うことと、それを負担すべきなのは誰なのかと言うことを考えれば、もう少しまともな話も出来そうに思うんですけどネェ
利用率が高くて渋滞している状態なら、料金を高くして、そうでない状態の時には割安にする。

個人が消費行動として利用する場合と、事業として物流や人を運ぶ用途への利用ならば、金額に差を設けても良いように思います。
事業活動ならば、その行為による収益によって課金するとかを考えても良いのではないでしょうか。

設立当初はそこまで細かい料金体系にすると、各料金所の徴収する際の人的負担が大きいことと、1台辺りを捌く際の時間的な負担が大きいというものがあったかも知れませんが、技術が進歩しているのだから、直接的な受益者と間接的な受益者を考慮したうえで、料金体系を見直すべきではないでしょうか。

単純に距離に応じただけの料金体系だけでなく、混雑などに応じて割り引くような制度があると良いように思うのですが、実現不可能なものなのでしょうか?
料金が時価額で請求されると、利用者にとって、行動計画がしづらいかも知れませんので、距離による目安の料金を定めつつ、利用者が少ないタイミングで割り引くと言うのが妥当な気がします。

価値と言うものは常に変化するものだと思うので、もう少し市場原理主義的な発想を取り入れた方が良いのではないかと思う今日この頃です。




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